BXカネシン(東京都葛飾区)は、京都大学と共同開発した在来軸組工法用の鋼板制震装置「EQ GUARD(イーキューガード)」を販売する。地震で軸組が変形した際に、鋼板ダンパー部が変形して地震エネルギーを吸収、建物の揺れにブレーキをかけるしくみで、繰り返しの揺れにも高い効果を発揮する。国土交通大臣認定を取得しており、壁倍率2.8倍の耐力壁として使用できる。
鋼板ダンパー部は他の部分より変形しやすい機構となっており、鋼板ダンパー部が変形することで周辺の木軸部の損傷を抑え、繰り返しの地震エネルギーを吸収する。10回連続で筋交い耐力壁を使った振動台実験を行ったところ、3回目以降は、同装置をつけることで90%以上の変形抑制効果を確認できたとする。接合具はビスのみと施工性にも優れる。
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