空き部屋を貸したい人と借りたい人をつなぐ民泊プラットフォームを運営するAirbnb(エアビーアンドビー、米国サンフランシスコ)の日本法人Airbnb Japan(東京都新宿区)は2月1日に都内で記者会見し、全国古民家再生協会(本部:東京都千代田区)に1億5千万の寄付金を贈呈したと発表した。
同協会は、同社からの寄付金を活用し、2月1日に公募型の「歴史的資源を活用した古民家宿整備事業」を設け、募集を開始した。古民家を保有する全国の個人や法人を対象に、宿として運用するための改修や大型リノベーションなどに関する費用について、定額補助として500万円を上限に計30棟分を採択する。公募締め切りは28日迄。
Airbnb Japan社長の田邉泰之さんは会見で、「循環型建築社会を創造する理念を掲げ、地域活性化や建築の技術を伝統継承したりする取り組みに共感し、寄付させてもらった。全国古民家再生協会と連携し、Airbnbでは今後古民家をはじめとする魅力的なリスティング(宿泊施設)を増やし、本格的に回復が見込まれるインバウンド需要を積極的に取り込んでいきたい」と述べた。
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