国土交通省が1月31日発表した昨年12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.7%減の6万7249戸で、3カ月連続の減少となった。貸家と分譲住宅は増加したが、持家が減少した。季節調整済み年率換算値は、前月比0.5%増の84.6万戸で、先月の減少から再び増加した。
持家は1万9768戸で前年同月比13.0%減となり13か月連続の減少。2ケタ台の減少が昨年6月以降6カ月連続で続いている。直近10年間で12月として最も低い水準となった。
一方、持家とは対称的に貸家は同6.4%増の2万6845戸で22カ月連続の増加となった。分譲住宅は、一戸建ては減少したがマンションが増加し、全体では1.4%増の2万200戸と先月の減少から再び増加した。一戸建て住宅は5.9%減の1万1977戸で2か月連続の減少。先月の微減(1.1%減)から減少幅が拡大している。土地の流通不足や持家同様、資材価格の高騰やそれに伴う住宅価格の上昇による消費者マインドの低下が影響した。
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