国土交通省は1月31日、2022年の新設住宅着工戸数を発表した。持家は減少したが、貸家と分譲住宅が増加したため、総戸数は前年比0.4%増の85万9529戸となり、2年連続で増加した。過去10年間の水準でみると下から3番目。
利用関係別では、持家は前年比11.3%減の25万3287戸で昨年の増加から再びの減少となり、過去10年間で最も低い水準となった。貸家は、7.4%増の34万5080戸で2年連続の増加。分譲住宅も、4.7%増の25万5487戸で2年連続で増加した。分譲一戸建ては3.5%増の14万5992戸で2年連続の増加、マンションは3年ぶりに増加した。
持家の減少については、2022年の前半は新型コロナウイルス感染拡大の影響で住宅展示場などの集客減、後半は深刻化するウクライナ情勢で資材価格の高騰や物価高、住宅価格の上昇などが消費者マインド低下を招いたことなどが主な要因となった。
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