大建工業(大阪市)は、DAIKEN新宿ショールーム(東京都渋谷区)内のマンションリノベーション空間エリアを改装し、1月26日から公開した。
新展示では、インテリックス空間設計(東京都目黒区)協力のもと、展示コンセプトやプラン設計を含めた空間コーディネートを実施。リノベーション後のマンションの一室を想定し、玄関から廊下、DEN(デン)・寝室を展示。コロナ禍でおうち時間が増加するなか、マンションでは多目的に利用できる小部屋「DEN」を設けた間取りが増加しており、同展示でも寝室と玄関の間に設けたことで外出時の利便性を高め、趣味の道具の手入れ等も行いやすいプラン設計としている。また、居住スペースを共用廊下から離したことで、外部からの騒音、外気温の影響を和らげている。
インテリアにおいても機能的で上質なこだわり空間を提案。玄関の靴箱や寝室のクローゼットには、収納「フィティオ」(背面棚柱タイプ)などを採用し、見せる収納と隠す収納を使い分けることができる。木目の素材感に黒色の部材を組み合わせた空間コンセプト「ブラックプラス」も取り入れ、こだわりの空間を演出。クローゼットの扉にガラス扉の「ラインフレーム」、寝室やDEN空間に室内窓を採用することで、室内に明るさと開放感をもたらしている。
同社は、住宅リフォーム・リノベーション市場に向けた取り組みを強化しており、ニューノーマル時代のユーザーニーズに応える機能建材の拡充を方針の一つに掲げている。同ショールームの来館者の約4割がマンションリフォームを検討していることから、今回マンションリノベーションエリアの改修を実施。新たな生活様式に対応した空間展示にアップデートし、トレンドを取り入れた提案を強化していく。
DAIKEN新宿ショールームは、TDY東京コラボレーションショールームの一角として2012年に新設。インテリアテイストの異なる8つの空間を展示している。
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