性能やデザインにこだわった家づくりを展開する群栄美装(群馬県前橋市)は、このほど同社としては初となる住宅と庭をあわせて5000万円(土地取得費は別)を超える物件を高崎市内に完成させた。設計を手がけた専務の井野優一さんは「デザインや素材使い、庭との関係性など、暮らしや住まいに対する価値観の一致するお施主さんに恵まれ、つくり手としてもやりがいのある仕事をさせてもらった」と感謝する。「良い建築を追求する」というスタイルで実績を伸ばす同社にとって、コロナ禍によるさまざまな変化が「今のところ明らかな追い風になっている」(井野さん)という。
同社は年間7~8棟の新築注文住宅を手がけているが、現状で2年先までの着工枠が埋まっており、そのうち3割余りを、東京都内のITや外資系の企業などに勤務するテレワークの施主による5000万円オーバーの案件が占める。井野さんは、いまが自社の家づくりをさらにブラッシュアップしながら、工務店としての経営基盤を固める絶好の機会ととらえる。
群栄美装(群馬県前橋市)が高崎市内に完成させた「古き良き時代の家」(A邸)は、高崎市内の分譲地の一画に昨年12月に完成した。敷地は、114坪の旗竿地で、住宅は木造平屋建て、延べ床面積36坪(ビルトインガレージを入れると41坪)。30代の夫婦と娘の3人家族が暮らす。
設計を手がけた同社専務の井野優一さんは「南側は畑や小さな古墳があるだけで障害物(建物)がない“抜け”のいい眺望・・・
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