ウッドフレンズ(名古屋市)は1月26日、森林資源の循環活用と林業活性化を目指し、2022年10月に岐阜県高山市にある自社林において伐採を開始したと発表した。今春以降に再造林を目指す。地元で長年林業に従事している谷口木材の協力のもと、計画から伐採、搬出などに密着し、また伐採指導を通じて得られた林業の環境や業務、国産材の価値などを、今後、住宅事業をはじめとする各事業で届けていく。
同社は、2011年に自社集成材工場、プレカット工場を開設し、住宅事業において林業から販売まで一貫した「製造小売」を実現するとともに、木質資源の有効活用と地域林業の循環をさせる「木質資源カスケード事業」を展開。伐採前の山林調査では、ヤマハ発動機(静岡県磐田市)による無人ヘリコプターを使ったレーザー計測を試行。「木質資源カスケード事業」における有用性の検証など、スマート林業技術にも取り組んでいくとしてしている。
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