エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)はこのほど、「重量木骨の家 ガレージハウスコンテスト」の受賞作品を発表した。
同コンテストは、SE構法の住宅ブランド「重量木骨の家」の施工事例を対象に、ガレージハウスをテーマに開催。全国の重量木骨プレミアムパートナー71社から集まった計42作品から、グランプリをはじめとする受賞作品を選出した。
グランプリは、星野建築事務所(新潟市)設計・施工の「ガレージハウス」が受賞。「家のどこからでも愛車を見たい」という要望に応えたガレージハウスで、ガラスの床と階段によって360度どこからでも愛車を眺めることができる。住空間とのつながりも美しく、楽しいカーライフであることがうかがえる高いデザイン性が評価された。
準グランプリも、星野建築事務所(新潟市)設計・施工の「A様邸」が受賞。インパクトのある外壁がガレージ空間と車を切り取り、外に開かれた「魅せるガレージ」を引き立たせている。壁がプライバシーの守られた中庭やエントランスをつくるとともに、室内からは庭の背景となるなど、用と美を兼ねた秀逸なプランが評価された。
このほか、伊田工務店(兵庫県神戸市)、東産業(三重県四日市)、コージーライフ(千葉市)などが特別賞や各審査員賞を受賞した。
住宅とガレージの安全な一体化とデザイン性の両立は、従来の木造では難しいとされているが、SE構法の技術力と構造計算で、柱や壁を極力減らした自由な設計のガレージハウスが可能になるという。また、車は実用的な機能を超え、「愛でる」「眺める」「大切な相棒」という視点も重要とし、同コンテストでは、設計コンセプトや建築デザイン、SE構法技術の活用など「建築」と「ライフスタイル」双方の視点から審査が行われた。
審査員は、カーライフエッセイストで日本自動車ジャーナリスト協会理事の吉田由美氏、インテリアデザイナー・トネリコ取締役の君塚賢氏、構造家で建築構造設計事務所ナチュラルセンス代表の池田昌弘氏が務めた。
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