東日本不動産流通機構(東日本レインズ、東京都千代田区)は1月23日、2022年の首都圏(1都3県)における不動産流通市場の動向を発表した。新築戸建て住宅の成約件数は前年比13.3%減の4312件と、2年連続で前年を下回った。地域別に見ると、埼玉県のみ増加、それ以外の都県・地域は前年を下回った。一方、成約物件価格は、5.8%上昇し平均で4128万円と2年連続で前年を上回った。成約物件の平均土地面積は0.3%拡大し121.55㎡、建物面積も0.5%拡大し98.06㎡だった。
中古戸建ての成約件数は、前年比12.9%減少し、1万3446件と4年ぶりに前年を下回った。地域別に見ても、すべての都県・地域で前年を下回った。成約物件価格は8.8%上昇し、平均で3753万円と2年連続で増加。成約物件の平均土地面積は0.1%拡大し143.97㎡、建物面積は0.1%縮小し104.13㎡だった。平均築年数は21.31年(前年21.20年)で、経年化している。
土地(100~200㎡)の成約件数は、前年比24.7%減の4582件で3年ぶりに前年を下回った。すべての都県・地域で前年を下回った。成約物件の1㎡当たり単価は15.0%上昇し平均で23.47万円と、2年連続で前年を上回った。成約価格も15.2%上昇し、3397万円と2年連続で前年を上回った。
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