都市再生機構(UR都市機構、神奈川県横浜市)とMUJI HOUSE(東京都豊島区)はこのほど、「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」を、新たに港南台かもめ団地(神奈川県横浜市)でスタートすると発表した。神奈川県での同プロジェクトは今回が初。
1976年に管理開始され、管理戸数約1500戸の同団地では、住戸内改修とあわせて集会所および付随する屋外環境の整備を実施。新しい集会所のあり方をリデザインし、子供から高齢者までいつでも利用できる多世代交流の拠点とすることで、集会所を核とした地域コミュニティ形成をめざす。
オープンルームとなる住戸プランは、部屋をふすまで仕切り、対面キッチンの大空間やユーティリティースペースを実現した1LDK「Re+69」、バルコニーからの光を活かした白が基調の明るい2DK「Re+S」。
2月4日には、定例で行っている「かもめマルシェ」の一環として、MUJI×UR団地まるごとリノベーションスタートアップイベントを開催。オープンルーム・スタンプラリーや、無印良品出張販売・ワークショップに加え、港南台地域コミュニティの「これから」を語るパネルディスカッション等を実施する。
両社は、2012年度から関西において共同で「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」を開始し、2015年度からは首都圏から九州まで全国展開を行っている。2021年度からは協業内容を拡大した「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」を始動。団地住戸だけでなく、団地外観、屋外広場、商店街区といった共用部分までリノベーション対象とした。地域コミュニティの形成にも取り組むことで、団地を拠点とした地域の生活圏の活性化をめざす。
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