想定し得ない自然災害は突如襲いかかり、暮らしを一変させる。近い将来の発生の切迫性が指摘されている大規模地震は、南海トラフや首都直下地震など複数存在するといいます。国土交通省によると、これらは今後30年以内の発生確率が70%と高い数字を予想しています。
地球温暖化による気候変動で、激甚化・頻発化する風水害のリスクも上昇。いつ発生するかわからない未曾有の自然災害でも、「地域の家守り」として、事業継続できる体制を確保しながら、顧客対応することが求められます。新建ハウジング最新1月20日号では、工務店各社の対応事例に追りました。
4面の連載「最小人数で生き残るnano工務店の経営術」では、インフレ時代を勝ち抜くナノ工務店向けの戦略である①高コスパZEH、②超高性能住宅、③本格DIY住宅、④リノベーション、⑤狭小デザイン住宅―について解説します。
15面では、近藤建設(埼玉県ふじみ野市)のCLT事例を紹介。日本CLT技術研究所のFC加盟店である同社はこのほど、CLTを使ったダンススタジオを同市内に建設しました。建築主の「柱のない大空間が欲しい」という要望に対し、RC 造よりも環境負荷の低いCLTを提案。非住宅木造のニーズの高ま りを背景に、CLTの採用例を増やし“CLTと言えば近藤建設”と言われるような存在になるのが目標だといいます。
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