今回は激変する注文住宅市場において、ナノ工務店の生き残り戦略について考えてみたい。メインプレーヤーが多様なスキルをもつナノ工務店だから可能な家づくりのあり方があるはずだ。
インフレが止まらない。建設資材はもちろん、エネルギーから日用生活品に至るまですべての製品が値上げをしている。一方で給与は横ばいで消費は冷え込んだまま。完全にスタグフレーションだ。さらに数カ月後には日銀総裁が交代。これを期にゼロ金利政策の終了が確実視され、住宅ローンの金利上昇も予想されている。これらの影響から着工戸数が減少している。この傾向は注文住宅に顕著であり、大手ハウスメーカーも売り上げを落としている。
激変する注文住宅市場
現在の注文住宅市場のボリュームゾーンは2つに分かれている。3500万円前後と2500万円前後。前者は従来の「中の上クラス」の注文住宅。約2割と言われる資材の値上げを・・・
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