ダイキン工業(大阪府大阪市)は11月1日、ルームエアコンの構造・冷媒を根本的に見直し、4~7.1kWクラスでAPF7.0を達成した「うるさら7(Rシリーズ)」を発売する。
従来の冷媒HFC410Aに比べ地球温暖化係数が約3分の1の新冷媒HFC32を世界で初採用した。同社のルームエアコン年間生産台数をすべてこの新冷媒に置き換えたときの温暖化防止効果はCO2 換算で約4.6万トンに相当、家庭の年間CO2排出量の約1万世帯分とほぼ同量になるという。
新構造では上部と下部に空気の吸込み口を設けたほか高効率の熱交換器を採用、運転効率を大幅に向上した。また、空気を天井に沿って吹き出し、室内機の下部から吸い込むことで空気を循環させる「サーキュレーション気流」を実現。冷房時は従来の約半分の時間で設定温度に到達する。
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