ジェクトワン(東京都渋谷区)は1月18日、空き家活用サービス「アキサポ」によって、築約50年の木造瓦葺2階建の空き家物件をトレーニングジム併設の「パーソナルトレーナー付シェアハウス」(文京区)として再生し、1月に新たにオープンしたと発表した。
同シェアハウスは、「筋トレするシェアハウス」「体を整えるシェアハウス」がコンセプト。併設するトレーニングジムで専属トレーナーから定期的なパーソナルトレーニングと食事指導を受けることができる。目標を共有する入居者とともに生活することでモチベーションを持続し、ジムに行く手間を省くことで、肉体改造に集中できる環境を提供する。単なる肉体改造だけでなく、食事や栄養、トレーニング、メンタルなどに関する正しい知識を身に付けることも目的としており、トレーナーが入居者の食事指導や質問に対応する。トレーニングジムは24時間使用可能。毎月、栄養学や食事療法、コーチング等の専門家を招いた勉強会の企画も用意している。
同物件は、所有者が活用方法を「アキサポ」に相談し、同社が現地調査を実施。住環境、交通の便ともに優れたエリアで、延床面積が149.30㎡と広く、併設された倉庫スペースも活用できることから、地域貢献できる活用方法として20~30代男性をターゲットにしたコンセプト型のシェアハウスを提案した。物件のリノベーションは「アキサポ」がベースを整え、トレーニング機器の導入や間取り変更、各設備の設置は運営会社の横山保全が行った。
「アキサポ」によって空き家を活用したシェアハウスは、このほかにも「さいたま緑の森 埼玉・入間 渡り鳥ハウス」(入間市宮寺)、「シェアハウスひだまり 『サーフスポット茅ヶ崎』」(茅ヶ崎市南湖)、「コミュニティーハウス」(横浜市鶴見区)がオープン。エリアや建物の特長を活かした提案を行っている。
「アキサポ」は、所有者から空き家を借り受け、全額費用負担でリノベーション工事を行い、一定期間転借するサービス。所有者には、リノベーションによって建物の資産価値が向上して戻ってくるメリットがある。
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