JBN・全国工務店協会は1月10日、公式サイト上に「事業継承の相談窓口」を開設したと発表した。JBNの顧問弁護士も務める匠総合法律事務所に委託し、同協会の正会員を対象に相談を受け付ける。2月からは毎月第3木曜日の午後4時よりオンラインセミナーを継続的に開催する。
JBNによると、正会員である全国の地域工務店の経営者の高齢化が進んでおり、将来的な事業継承に関して、課題意識を抱えている事業者が数多くいる。
事業継承は親族や社員が継いだり、第三者に任せたりといったあらゆる選択肢があるが、経営者として正しい判断をするには事前の予習や知識が必須で、専門家の助言も重要だ。
JBNではこうした悩みを感じている正会員をサポートしていく。個別相談では、守秘義務を守る観点から、正会員の工務店は直接、委託先の匠総合法律事務所へ相談できる体制となっている。初回相談は無料。
まだ具体的な事業継承の予定はないが、「今後のために備えたい」という工務店向けに、2月からは参加費無料のオンラインセミナーを毎月第3木曜日午後4時より開催する。同法律事務所の代表社員弁護士の秋野卓生さんが工務店の相談事例などを交えながら、最適な事業継承のあり方を解説していく。
今後は同セミナーだけでなく、JBNに設置している「経営問題対策委員会」に分科会を設置し、各社の事業継承の成功事例やノウハウを共有する方針。正会員であれば、どの工務店でも参加可能だ。同相談窓口やセミナーの詳細は下記参照。
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