さくら事務所(東京都渋谷区)はこのほど、建築段階から複数回、ホームインスペクター(住宅診断士)が現場に出向いて調査する「新築工事チェックサービス」の2022年11月の申込み者数が、昨対比2倍以上に増加したことを受け、申し込みに至った理由を調査した。
『新築工事チェックに依頼した理由』として最も多かったのは「そもそも第三者検査の必要性を感じていたため」(51%)で、約半数が回答した。次いで「具体的ではない漠然とした不安を感じていたため」(20%)、「トラブル未満ではあるが、建築会社の対応に不安を覚えたため」(18%)、「建築会社とのトラブルに発展し、不安になったため」(7%)となった。
『建築会社の対応に不安を覚えた理由』としては、「担当者のレスポンスが遅い、質問したことに対しての回答が判然としない」、「前回見に行った時とほとんど現場の様子が変わっていない」、「設計段階で打合せしたことが反映されていない」、「担当者が工事の業者へ発注するのを忘れていて、ずっと基礎の状態のままだった」、「通常2カ月かかる工期を1カ月で進めるという提案を受けた」といったものが挙げられた。
調査期間は2022年12月6日~8日。調査人数は108人。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。