空き家活用(アキカツ、東京都港区)はこのほど、大阪市・生野区役所と事業連携協定を締結した。協定に基づき、同社が運営する空き家の相談専門サービス「いくのアキカツカウンター」を開設。大阪市の空き家問題解決を促進していく。
空き家所有者は、空き家の管理だけでなく、相続、名義変更、片付けなど多種多様な課題を抱えており、その課題解決と手続きの手間が空き家問題の原因のひとつとなっている。「いくのアキカツカウンター」では、同社の空き家相談アドバイザーが空き家所有者の課題解決をサポートし、空き家の全ての相談、手続きの手間を一本化する。利用料金は基本無料で、フリーダイヤルか専用ウェブサイトから申し込み手続きができる。大阪市生野区に親族が空き家を所有している人であれば生野区以外に住んでいる人でも相談が可能。
「アキカツカウンター」はこれまで、東京都世田谷区と北海道栗山町と連携した窓口を開設しており、今回が自治体と連携した空き家相談窓口の3例目となる。
生野区の担当者は、生野区は概ね5軒に1軒が空き家となっているが、現状、空き家の所有者情報が十分把握できておらず、また、空き家の活用希望者とのマッチングなどがしっかりとできていない状況だと話す。「いくのアキカツカウンター」を開設することで、区内の空き家の掘り起こし活用につなげていきたいとする。
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