中古住宅仲介+リノベーションのプラットフォーム「リノベ不動産」を運営するWAKUWAKU(横浜市)は、ビジネス後払いサービス「支払い.com」のUPSIDER(東京都港区)と業務提携し、1月10日から「リノベ不動産 CONNECT」への参画を始めた。
中小の建築事業者の多くは、顧客から工事代金が入金される前に資材や工事の代金を一時的に立て替えるため、受注が増えるとキャッシュフローが悪化するというジレンマを抱えている。リノベ不動産に加盟する事業者の場合も、中古+リノベ事業においてリノベ費用とセットで住宅ローンを利用するケースが増えており、着工から約3~4カ月後の引渡し時にリノベ工事代金が支払われるため、キャッシュフローについて同様の課題があるという。
そこで、今回の業務提携により、「支払い.com」の仕組みを利用してリノベ不動産に関わる中小事業者の資金繰りをサポート。加盟店およびその取引先を対象とした企業間取引におけるあらゆる銀行振込の支払いをクレジットカードで決済できるようになる。
これまで現金での支払いが主だった加盟店にとっては、クレジットカード支払いが可能になることで、取引先への支払いをクレジットカード引き落とし日まで延長することができ、資金繰りの改善が期待できるとする。
「リノベ不動産 CONNECT」は、リノベに関わる様々な企業・サービスが参画し、それらを組み合わせることでプラットフォームバリューの拡大を目指すアライアンスプログラム。今回のキャッシュフロー改善のほか、アフターの独自サービス、不動産売買のオンラインサービス、人材、建材流通、損保など、複数企業との提携およびサービスの提供を予定しているという。
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