三菱重工サーマルシステムズ(東京都千代田区)は、海外市場向け家庭用ルームエアコンのラインアップに「ZTLシリーズ」を追加した。欧州・トルコ向けの小容量タイプ(1.5~5.0kW)の量産を開始し、今春にかけて販売をスタート。大容量タイプ(6.3~7.1kW)も順次量産し、豪州・ニュージーランド向けについても市場展開を進める予定とする。
ZTLシリーズは、1.5〜7.1kWまで7タイプの冷暖房能力を設定。新開発のリモコンは、表面ボタンの配置を見直して操作性を改善し、バックライト機能により暗い部屋での視認性・操作性を高めた。
欧州・トルコ向けには無線LANを内蔵し、スマートフォンやタブレットにダウンロードしたアプリで操作したり電力消費量の確認ができるようにし、エアコンをつけたまま外出したことを通知するアラーム機能を備えた。
室内機は、イタリア・ミラノのデザイン会社であるTENSA社のデザインを採用。まるみを帯びたスタイリッシュな形状とした。
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