日本政策投資銀行(DBJ、東京都千代田区)、DBJアセットマネジメント(DBJAM、東京都千代田区)、日建設計(東京都千代田区)はこのほど、不動産の環境改修に関して協業を開始したと発表した。
これにより3社は、オフィスビルを中心とした既存建築物の環境改修の取り組みを推進。不動産の環境性能向上を目的とする環境改修モデルの構築と、環境改修に関する外部環境や環境性能向上についての調査を実施し、国内不動産業界におけるカーボンニュートラルの実現に貢献する。また、環境改修によるバリューアップを目的とした不動産ファンドの組成・運用の検討も進める。
DBJグループは、不動産証券化分野の実績・ノウハウを活用し、日建設計との事業展開および環境改修モデルの普及・拡大を推進するとともに、民間金融機関等と連携し不動産金融市場の活性化をサポート。日建設計は、同協業で蓄積した環境改修のノウハウを活用し、都市と建築のカーボンニュートラルを先導する。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、不動産業界においても温室効果ガス排出量の削減が求められており、全国の既存建築物の環境性能向上が、不動産セクターの温室効果ガス排出量削減に貢献するとしている。
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