細田工務店(東京都杉並区)は1月7日、木造注文住宅「グランリザルト」のモデルハウスを総合住宅展示場「小金井・府中ハウジングステージ」にグランドオープンした。同社の木造住宅の「新領域」と位置付けるグランリザルトは、高所得者層をターゲットとした最上位グレードの注文住宅で、高性能なうえに、内外装には天然木を贅沢に用いるなど木造建築の可能性を徹底的に追求。同社によると、1月7日~9日の3日間で約70組が来場(予約制)し、プラン依頼など前向きな見込み客も数件あったという。
今回の高価格帯の住宅の発売について、担当者は「本物の良さやその価値をわかっていただける方に選んでもらえる商品。ちゃんとしたものを選んでちゃんとしたもの使いたいという人に届けたい」と話す。
壁面いっぱいに窓を設けた大開口設計と大きな吹き抜け空間で大胆な開放性を持たせながら、高気密・高断熱のZEH仕様で省エネ効果を発揮する。大開口窓は全室天然木サッシ、床は天然無垢床材。同社の分譲住宅でも好評という土間も採用し、「土間でおうちキャンプ」など、家族が自分スタイルの暮らしを満喫できる多彩な新提案を盛り込んだ。
在宅時間が多くなった今、室内にはこのほか、グリーンを置けるスペースを随所に設置して癒しの空間を確保。またヌック、ヨガや寝そべったり読書をしたりと自由に使えるマルチスペース、ワークスペースなども設けて生活空間の快適性をより高めた。リビングは1階の約20畳のリビングのほか、2階にバーカウンターでお酒も楽しめる第2のリビングとしてプライベートリビングも設けた。
「家のあちこちに自分の好きな場所、お気に入りの場所がありながら、家族とのつながりが感じられるようなしつらえ、間取りになっている」(同社担当者)。
また、蓄電池、非常用貯水タンク、かまどベンチといった防災設備も備え、非常時には防災住宅としても機能する。貯水タンクは家族4人で約3日間の飲料水がまかなえる。かまどベンチは普段はベンチとして災害時は炊き出しや暖をとれるかまどになるという。
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