2023年の年始にあたり、改めて「工務店の使命とは何か」を考えたい。工務店は読んで字のごとく、“工務”を生業にする仕事だ。しかし、実際はそれにとどまることはない。私たちは人々の暮らしをつくり、顧客と社会の課題解決を導く「三方良し」の担い手だからだ。その本質は古今、何ら変わっておらず、むしろ社会や経済の発展と共に求められる役割はより一層大きくなってきている。
工務店の多くは、地域に根差し、地域の重要な役割を担っていることが多い。困りごとや祭りごとなどにも関わり、その中心的役割で頼りにされていることが多い。よって、住宅会社でもビルダーでもなく、「地域工務店」という表現の方がしっくりくる。
それゆえに、地域工務店は地域への貢献を理念に掲げていることが多く、量産型のハウスメーカーやビルダーとは、この部分において大きな違いがある。地域工務店の仕事をもう少し大きく見ると、地域の課題に真正面から向き合い・・・
続きは、最新号・新建ハウジング2023年1月10日号11面でお読みいただけます。
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