中古住宅買い取り再生事業のカチタス(群馬県桐生市)はこのほど、鹿児島県日置市と「空き家バンク制度推進に関わる連携協定」を締結した。
同社は全国の中古住宅を自社で買い取りリフォームして販売しており、これまでの累計販売戸数は6万戸を超える。買い取った中古住宅の約8割が空き家で地方に存在するという。鹿児島県内においても累計1500件以上の中古住宅を再生し販売してきた。この経験を活かし、日置市に対し空き家の売却相談支援を行っていく。
日置市の空き家バンク制度を通じて同社が買い取った空き家は、リフォームして販売する際の販売情報を空き家バンクに登録する。リフォーム済みの空き家が空き家バンクに登録されることで、Iターン・Uターンで日置市への居住を検討する人や日置市で住宅購入を検討する人に、住まいの新たな選択肢を提供したいとする。
総務省の「平成30年住宅・土地統計調査」によると、鹿児島県の空き家率は九州の中で一番高く、さらに日置市においては使用用途が決まっていない空き家が4300戸ほど存在している。
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