東急不動産(東京都渋谷区)は、同社が開発し、学生情報センター(京都市)が運営する学生レジデンス「CAMPUS VILLAGE(キャンパスヴィレッジ)」シリーズにおいて、「(仮称)キャンパスヴィレッジ生田」を着工したと発表した。
「(仮称)キャンパスヴィレッジ生田」は、学生レジデンスシリーズ初となる木造+RC造のハイブリッド構造建築。1~2階がRC造、3~6階が木造の地上6階建てとなる。これまでのRC造から循環型資材である木を使用するハイブリッド構造へ転換することで、建設時のCO2排出量を大幅に削減するとともに、木造建築の炭素貯蔵の効果による脱炭素化への貢献が期待される。同物件では、建物の断熱性能を高め、専有部・共用部の各所で高効率・省エネルギー設備を採用しZEH-M Oriented認定の取得を予定。なお、2025年度以降に開発する「CAMPUS VILLAGE」シリーズはすべてZEH水準とする予定だという。
同物件では、外観ファサードにキャンパスヴィレッジでの出会いやつながりを連想させるクロスをモチーフとした木目調ルーバーをランダムに配置。アイストップとなるアクセントを持たせつつ、素材のカラーを自然な色合いにすることで、閑静な街並みとの調和を図る。
また、サステナブルな環境を感じられるよう、内装の天井や壁面にも木調のデザインを取り入れ、温かみのある空間を構築する。共用部のカフェテリアではスキップフロアを採用し、学生同士が自然と交流の機会を持てるよう、座っていても歩く人と目線が合うような設計としている。
「CAMPUS VILLAGE」シリーズは、「毎日が、無限の未来と、出会う場所。」というブランドコンセプトのもと、学生たちの快適な新生活を創出することを目指し始まった。エントランス、各フロア、各居室などのトリプルセキュリティを全物件で採用し、有人管理、防犯カメラの設置、警備システムを導入し、安心安全を確保している。専有部では家具や家電、無料のインターネットを完備。栄養士監修の健康的な食事メニューの提供もある。
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