トナリスク(東京都豊島区)は、一軒家を購入した20~90代の男女918名を対象に、マイホームを「一軒家」にした理由とメリット・デメリットについて調査。12月27日、調査結果を発表した。マンションではなく一軒家を購入した理由をきいたところ、1位は「隣と距離があり騒音・気遣いが減るから」(47.1%)となり、近所との関係を考慮している人が多いことがわかった。一軒家にしたことで「隣人トラブルが少ない。時間を気にせず洗濯機をまわせる。」などメリットをあげる声が多かったが、一方で「近所がいやでも簡単に引っ越しができない」とデメリットをあげる声も一部で見られた。
第2位は「一戸建てが好き(マンションという選択肢が元々なかった)」(45.3%)、第3位「庭がほしい」(41.9%)、第4位「土地が資産になる」(35.8%)、第5位「部屋数・広さがほしい(家族が増える、二世帯住宅など)」(35.6%)と続いた。土地を資産とする一方、一軒家について「税金やメンテナンス」「維持管理」に費用がかかることをデメリットとする人が多くみられた。また、庭や部屋数を確保できるのが良い面としつつ、「管理」や「防犯」が大変だと感じている人も。
第6位は「設計の自由度がある」(30.0%)で、自由度の高さを一軒家の魅力として捉える人が多かったが、「家族構成が変わっても、住み替えが難しい」と自由とは相反するデメリットをあげる人もいた。
第9位は「希望エリアにマンションがなかった」(1.4%)で、消極的な理由で一軒家を選択した人は少数であることがわかった。
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