マンションリサーチ(東京都千代田区)はこのほど、2022年の東京23区の中古マンション価格を「1981年以前築」「1982年~2000年築」「2001年以降築」の3つに区分して調査し、2017年~2022年11月までの価格を比較した結果を発表した。2022年末の「2001年以降築」の価格は、23区全域で前年比プラスになり、中古マンション価格の高騰が継続していることがわかる。新型コロナの感染が拡大した2020年以前は3%前後だった高騰率が、2021年・2022年は前年度平均で10%以上高騰しており、コロナ禍で高騰基調が加速していることがうかがえる結果となった。
「1981年以前築」の中古マンション価格は、2021年・2022年ともに23区中22区で前年比プラスで、全体平均では前年比約8%上昇。「1982年~2000年築」は23区全域で前年比プラスとなり、全体平均では前年比9.7%上昇している。
2022年の築年帯別価格推移では、「1981年以前築」「1982年~2000年築」が平均値を中心に横ばいに近い動きとなり、落ち着きをみせ始めている。一方、「2001年以降築」は依然高騰が続いており、23区の中古マンション価格高騰の主要要因となっている。
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