3Dプリンター住宅メーカーのセレンディクス(兵庫県西宮市)は12月21日、100平米の住宅を出力できる大型3Dプリンターを導入したと発表した。
同社は今年6月、オランダ・TAM社から60平米が出力可能なロボットアームタイプの3Dプリンターを導入。2台目となる今回は、3D建築プリンティングで多くの特許技術を持ち、400以上のランドマークビルの建築に関わってきたという業界最大手・Ying chuang Building Technique (Shanghai) Co.,Ltd.(以下:WINSUN社、中国・上海)から導入。WINSUN社と資本業務提携を締結した。
新しい3Dプリンターは、100平米の出力が可能で、一般住宅のプリントに適しているという。サイズは縦12×横2.26m、総重量は5.6t。
同社はすでに、国内初の3Dプリンター住宅「Sphere(スフィア)」(serendix10平米モデル)の販売を開始しており、2023年には49平米モデルの発売も予定している。今回導入した大型の最新機を用いることで100平米モデルの開発・普及をすすめ、「誰もが車を買える価格で家を購入できる社会」を実現したいとする。
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