リンナイ(名古屋市)はこのほど、全国47都道府県の20~60代の男女2350人を対象に実施した「冷え・ヒートショック」に関する意識調査の結果を発表した。冬の悩みで最も多かったのは「冷え」(54%)で、男性の42%、女性の67%が悩んでいると回答。地域別では滋賀県・熊本県が66%と最も多く、少なかったのは富山県の38%だった。
自宅で冷えを気になる場所を聞いたところ、最も多かったのは「脱衣所・洗面室」(54%)で 、「トイレ」(45%) 、「浴室」(35%)が続いた。暖房器具の使用については、「光熱費が高い」ことを気にしている人が68%にのぼることがわかった。
ヒートショックの全体の認知度は、「よく知っている」「ある程度知っている」をあわせて66%だった。20代は52%、30代が63%、40代は67%、50代は74%、60代は75%と年齢があがるにつれ上昇し、高齢世代の関心の高さがうかがえる。地域別では、群馬県・長野県(81%)が高く、埼玉県・京都府(46%)、神奈川県(41%)が低いという結果になった。
東京都市大学人間科学部学部長・教授で医師の早坂信哉氏は、水回りなどの寒い場所では血圧が急上昇しヒートショックの危険性が高くなることから、入浴前には短時間でも脱衣所を温めるようすすめている。
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