工務店は変革の担い手「チェンジリーダー」に
インフレを追い風にストックビジネスシフトを
本書のコンセプトとスタンス、重要テーマ・キーワードを紹介します(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
工務店を推す理由
この「住宅産業大予測2023」は、工務店のための住宅専門紙「新建ハウジング」が2023年を読み解く工務店経営のコンパスとして発刊するものです。工務店を主語に、100%工務店視点で書いているので、工務店とそのサポーター以外の方にはあまり役に立たない、あえて言えば反感を持つくらい工務店に振り切った内容です。
コロナショックやウッドショック、資材ショック、ウクライナショック、エネルギーショック、円安ショック…様々なショックが立て続けに起き、グローバル化のリスクとローカルの重要性を再確認したこの数年でした。家づくりは本来ローカルなもので、ローカルな存在である工務店が担うほうが合理的ですし、正当性があります。これが新建ハウジングが工務店を推し、サポートする理由の1つです。
チェンジリーダー
また前述のショック、人口減少や気候危機などのメガトレンド、ライフスタイルの多様化など様々な変化を機会として捉え、変化の担い手となって顧客と社会の価値を高める「チェンジリーダー」が求められています[図1]。
量産住宅会社は株主と自社のために利益を追求せざるを得ず、規模が大きな組織は変化に時間が必要です。工務店は社長が決めればすぐに変われます。工務店はチェンジリーダーとなれる。工務店が変われば、弊紙のポリシー「変えよう!ニッポンの家づくり」を実現できる。これも工務店を推す理由で、今後も工務店が家づくりを変えるサポートを続けていきたいと思います。
住宅が資産価値をもつ時代
2023年の最大の変化は・・・
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