「住宅収納スペシャリスト」の川島マリ氏による、設計士と施主と一緒につくり上げる住みやすい収納間取り実現のための1冊である『はれやか「収納マップ®」』は、整理整頓や片付け方法を中心とした収納本ではありません。家づくりやリフォームをきっかけに、住まい手が自身の持ち物を棚卸して、間取り図にモノや生活動線を書き込む“家づくりの地図”のようなもの。今回は本書P.24を一部を抜粋し、新居の収納計画には欠かせない「自分にとって適正な」モノの量のつかみ方を紹介します。
整理収納サービスでお客様が渋々モノを減らそうとしている時は、場合によっては残すようにおすすめします。自分の理想の暮らしに合ったモノの適正量を考えることが大切だからです。
お気に入りのモノに囲まれた暮らしが好きなら、“物持ちさん”でもいいのではないでしょうか。洋服を楽しむ価値観を持つ人なら、それを優先して洋服の量(適正量)に合わせたクローゼットをつくり、その量を守る生活をすればいいのです。自分にとっての適正量のモノが、収納の中で整理され、収納量にもゆとりがあればストレスを感じないので、全ての人がモノを減らせばいいというわけではありません。 適正量を知るために、家づくりを考え始めたら最初に今家にあるモノを「いる」「いらない」で選別しましょう。
タンスやクローゼットにしまってあるモノを全部出して、1年使っているモノ(いる)と1年使っていないモノ(いらない)で分けていきます。いるかどうかで考えると必要な気がしてしまうので、実際に使っているかどうかで分けましょう。これをすることで新居の適切な収納量がわかり、間取りの依頼に役立ちます。
入れたいモノが決まらないのに、収納用品を買うと失敗するのと同じで、モノの全体量を決めてから収納と間取りを考えると後悔することがなくなります。
使っていなくてもすぐに手放せないモノは・・・・・
続きは『はれやか「収納マップ®」』をご覧ください。
『はれやか「収納マップ®」』は
こんな人におすすめ!
〇家づくりを考えはじめた
〇片付く家に住みたい
〇何を入れたらいいかわからない収納がある
『家づくりで後悔したこと』アンケートで上位にランクインする「収納」の悩み。
そうならないように、収納計画は家づくりのときからスタートさせるのが大切です。
本書は、整理整頓や片付け方法を中心とした収納本ではありません。「住宅収納スペシャリスト」の川島マリ氏による、家づくりやリフォームをきっかけに、新居の片付けのストレスから解放されるための 「収納マップ®」 づくりのススメ。
「収納マップ®」とは…本誌を使いながら今ある持ち物を棚卸して、間取り図上に収納してあるモノや、そこで行う行動等を書き込んだもののこと。新居に持っていくモノの量をしっかり確認し、設計士との打合せに持参することでモノの使いたい場所や収納サイズ、家族の動線などを、新居の間取りに反映させることができるので、住む人の暮らしにぴったりあった家づくりへとつなげることができます。
住む人自身の持ち物や日常の生活動線の把握をするため=収納計画を立てるために、この本と間取り図に持ち物を書き込んで「収納マップ®」をつくり、設計士と一緒に使いやすい収納間取りを実現させましょう!
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