５割のミセスが「家族の家事協力に満足してない」

　ＬＩＸＩＬ住宅研究所 フィアスホームカンパニー（東京都江東区）は６月２０日～７月２３日、住まいの情報サイト「おうち＊くらぶ」においてミセス２１０人を対象に「家事と家族の協力」をテーマにしたインターネット調査を実施。このほどその調査結果を公開した。５年前の２００７年には「夫の家事協力」について聞いており、今回は再調査のかたち。

　まず、家族の家事協力にどの程度満足しているか聞いたところ、全体の５４％が「満足していない」（「全く満足していない」１５％、「あまり満足していない」２２％、「どちらとも言えない」１７％の合計）と答えた。０７年の調査では、夫の家事協力に「満足していない」と答えた割合は５５％で、今回とあまり変わらなかった。
　年代別では、３０代・４０代の約６０％が「満足していない」と回答。ただし、０７年調査では４０代の満足度が３４％であったのに対し今回は４４％に上昇している。
　家族構成別にみると、第一子が小学生の子育て世帯では、８３％のミセスが家族の家事協力に「満足していない」ことがわかった。

　今後、家族に協力してもらいたい家事はあるかとの問いには、５９％が「ある」と答えた。０７年調査でも６０％が「（夫に協力してもらいたい家事が）ある」と回答しており、大きな変化はみられなかった。
　家族に協力してもらいたい家事の上位は「食事の後片付け」６１％、「掃除全般」４８％、「風呂掃除」４７％。ミセスが負担に感じる家事は「食事の支度（料理）」６７％、「掃除全般」３８％、「風呂掃除」３７％の順に多かった。