新建ハウジング最新12月10日号のトップ記事は、工務店・住宅業界の次世代を担う人材を追う「ネクストジェネレーション×大工」特集です。
今回取り上げるのは、野澤工務店(大阪府熊取町)の野澤万里さん(兄31歳・専務)と星羽さん(弟29歳・常務)。「大工を子どもたちが憧れるような職業にしたい」と夢を描く2人は、このほど、HEAT20・G2、耐震等級3(許容応力度計算)の性能を備え、デザインや素材、庭との一体感などにもこだわり抜いた自社のフラッグシップモデル(星羽さんの自宅)を同町内に完成させました。
2人は、いずれも「設計ができる大工」という強みを生かしながら、ここを拠点に、年月とともに味わいや深みを増し「素敵に歳を重ねていく家」に―との想いを込めた自社ブランド『AGING WELL(エイジング・ウェル)』の家づくりやライフスタイルを地域に広げていきたい考えです。
5面では、須藤建設(北海道伊達市)のリノベ事例を取り上げます。同社はブロック造の元町営住宅に、外断熱工法による性能向上リノベーションを施し、省エネ基準相当の断熱性を付与することに成功させました。“負の遺産”と化しているブロック造の住宅を、行政や大学とも連携しながら “宝の山”に変えていくため の活動にも取り組み始めています。
今号から新企画「マイ★スタイル」がスタート。今回訪ねたのは、社員大工が腕を振るい、自然素材を用いた「親子3世代、100年続く家」を届ける千葉県柏市の小川工務店です。社長の小川勝利さんが創業して48年、大工の確かな技術による安心・安全の家づくりが地元から厚い信頼を得ている同社の経営、そして家づくりに迫ります。
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