ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は12月8日、同社が開発した24時間オート加湿システム「極楽加湿」に関する特許を2件取得したと発表した。
1件は、全館加湿空調システム(特許番号:特許第7171664号)で、全館空調システム「Z空調」と併用し、1フロアに加湿器本体1台で各部屋の加湿を可能にするもの。「極楽加湿」を搭載した二階建て住宅の実験では、真冬の乾燥した日でも各部屋の湿度は快適な室内湿度とされる40~60%を保つことが実証されたという。
もう1件は、加湿器(特許番号:特許第7150790号)。従来の家庭用加湿器は、水道から専用のタンクへ水を入れる給水作業が必要で、シーズンによっては1日に何度も行う必要があった。「極楽加湿」は、専用に開発した壁付けの給水コンセントに加湿器本体のホースをつなげ、スイッチを入れるだけで給水ができる。給水コンセントは給水量が約30~50ml/sと少量のため、万が一ホースが外れても水が勢いよく出ることはないという。加湿器本体の制御装置でタンク内に一定量の水が溜まると給水が止まるしくみになっている。
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