住宅コンサルティング事業の暮らしのすぱいす(愛知県名古屋市)はこのほど、物価高と円安が進行する状況において住宅購予定者の意識を把握するため、アンケート調査を実施し、その結果を発表した。
はじめに、『現在、住宅購入を具体的に検討しているか』を調査。その結果、13%が「検討している」と答えた。住宅購入を検討している人を対象に、物価の上昇、円安による金利上昇の可能性など住宅購入が難しい局面を迎えている中、『住宅購入を予定通り行うか』聞いたところ、「予定通り購入する」と「迷っている」がともに28%でトップとなった。次いで「住宅のグレードを落として購入する」(20%)、「購入を延期する」(14%)、「別の物件を購入する」(7%)、「購入を中止する」(3%)となった。約3割の人が迷っていることに加え、4割以上の人が住宅購入に何らかの軌道修正を迫られている状況が明らかとなった。
『購入する場合、住宅ローンを利用するか』聞いたところ、59%が「利用する」と回答。22%が「利用しない」、19%が「未定」と回答した。
「住宅ローンを利用する」と答えた人を対象に、『利用予定の住宅ローンのタイプ』を聞いたところ、「全期間固定金利型」が31%で最多となった。次いで「固定金利期間選択型」が26%、「変動金利型」が24%となった。
住宅ローン利用予定者に『現在の経済状況が住宅ローンの審査に影響を及ぼすと思うか』聞いたところ、8割以上が「影響はある」または「多少の影響はある」と答えた。
調査期間は10月31日~11月1日。調査対象は、30歳~59歳の男女3000人。
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