国土交通省は11月22日、「次世代住宅プロジェクト2022」の第2回公募で、長谷工コーポレーション「スマートホームシステムを導入した未来住宅創造に向けた居住型実験住宅」の1事業を採択したと発表した。
同プロジェクトは、「サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」で、健康・介護、少子化対策等に寄与するIoT技術等を活用した住宅の実用化に向けた課題・効果等の実証を行う事業に対しての整備費の一部を支援するもの。第2回公募には2事業者から応募があった。
採択された事業は、自社で推進中の居住型実験住宅で、IoT技術を活用したウェルビーイングに寄与するシステムを導入し、実際の生活でのセンシングデータ・アンケート等により効果を検証。その結果をもとに、最高の睡眠に最適な住空間の実現を目指す。防犯・セキュリティシステムと再配達防止の両立を目指したシステムの実用性検証も行う。
具体的には、照明・空調・香り等を制御するスマートホーム家電を、住戸内に設置するIoTハブと接続し、睡眠・疲労回復に影響を与える照明・空調・香り等の要素をサーカディアンリズムと連動した制御を行う。また、顔認証カメラと遠隔監視カメラによる防犯システム、スマートロックを活用した専有部宅配・生活サービス提案なども行う。
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