クリナップ、タイ向けシステムキッチンの現地生産開始

クリナップ（東京都荒川区）は、タイ向けのシステムキッチンの現地生産を10月から開始した。

同社は、タイで高級システムキッチンの輸入販売を手掛けるRCD Design Centre社（RCD社）と販売契約を結び、日本生産モデルを輸出販売してきた。今回、タイの顧客ニーズへの対応向上を目的に、RCD社社長が経営するシステムキッチン製造・販売会社National Furniture社（NF社）と業務提携し、タイモデルの現地生産を実現した。販売はNF社・RCD社が行う。

タイ最大級の住宅関連見本市「バーン・レ・スワン2022」（Baan Lae Suan Fair 2022）では、RCD社のブースにて、日本製の「CENTRO」「STEDIA」とともに、現地生産モデルを2セット展示。同社システムキッチンの「ステンレスキャビネット」は、熱や湿気、カビに強く、高温多湿なタイでも好評を得ているという。現地生産モデルでもステンレスキャビネットを使用し、現地の生活様式に合わせて開発した。

「バーン・レ・スワン2022」での展示ブース（左）、現地生産モデル（右）