大賀建設(埼玉県さいたま市)の新しいモデルハウスがこのほど、埼玉県久喜市内に完成した。同社と東京大学、M’s構造設計、YKK APの4者が、脱炭素住宅の実現を目指す共同研究「AL-pass(アルパス)プロジェクト」によって建てられたものだ。東大・前真之研究室で学ぶ学生が、日射や通風、空調などのシミュレーションを実施。断熱の仕様は変えず、パッシブデザインの効果で約2割、消費エネルギーを削減することに成功した。
大賀建設と東京大学、M’s構造設計、YKK APの共同研究・AL-pass(アルパス)プロジェクトでは、自然エネルギーを活用することで脱炭素住宅の実現を目指した。東大・前真之研究室に所属する大学院生4人が日射取得・遮蔽、採光、通風、空調計画、蓄熱、太陽光発電の発電効率(屋根形状や方位)のシミュレーションを行い、その結果に基づき設計が進められた。
西向きだった当初のプランから、主な開口部を南東側に移し、軒やバルコニーも、日射取得のために出を抑えた。袖壁も、日射への影響が・・・
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