LIFULL(東京都千代田区)は11月29日、同社が運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」が不動産会社に実施した2022年「住まいのヒットワード」について、東西のトレンドの差を比較した結果を発表した。東日本・西日本それぞれの上位には、「建築資材の価格高騰」(東日本77.4%、西日本64.5%)、「不動産DX加速」(東日本38.7%、西日本45.2%)、「給湯器不足」(東日本48.4%、西日本38.7%)がランクインした。いずれも回答率に大きな差異がなく、東西共通のヒットワードとなっていることがわかる。一方、片方のみでランクインしているワードもあり、テレワークの浸透率が高い東日本で「ワークスペース付きマンション」(58.1%)、西日本で「住宅関連ドラマ」(32.3%)が上位となった。
東西で差異がもっとも大きかったのは「18歳からの住まい契約」で、東日本77.4%、西日本38.7%と回答率の差は38.7%になった。東京は単身世帯率が高く、若年層の流入が多いことが影響しているとみられる。次いで「ワークスペース付きマンション」(差:32.3%)、「ZEH-M」(同25.8%)、「住宅ローン控除」(同19.3%)、「住宅地価上昇」(同16.1%)、「コスパ重視の郊外人気」(同16.2%)と続いた。「ZEH-M」は、関西から普及が始まったため西日本での関心が高い傾向にある。また「コスパ重視の郊外人気」は、テレワークの浸透率が高い東日本で関心が集まっている。
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