パナソニック アーキスケルトンデザイン(大阪府門真市)は11月25日、テクノストラクチャー工法を採用し、高い耐震性と省エネ性を備えた木造2階建て住宅「BASIE LIFE+(ベイシー ライフプラス)」を発売した。「パナソニック・ビルダーズグループ」に所属する加盟工務店、全国約380社を通じて提供する。
また同日、ZEH等の判定サポートや補助金の申請、ZEH関連機器(太陽光、蓄電池など)の相談などができる窓口「ZEHソリューションセンター」を設置し、ZEHやLCCM住宅といった省エネ水準を満たす同商品の仕様を顧客に簡単に提案することができるようサポート体制も拡充した。同社ではこれにより、「一般工務店がZEH化率向上を妨げる要因である営業・設計・申請といった手間を解消する」と説明する。
同社によると、「ハウスメーカーでは住宅のZEH化率が56%なのに対し、一般工務店のZEH化率は9.5%と目標を満たしていない」として、「今後、さらなる高い省エネ水準の住宅が求められる中で、(工務店が建てる住宅の)ZEH基準は必須」(同社担当者)とする。同社では、加盟店のZEH化率引き上げを課題としており、2021年度の戸建てZEH率11%を2030年度に80%まで引き上げることを目指している。
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