シャープエネルギーソリューション(大阪府八尾市)は11月22日、初期費用ゼロの住宅向け定額制PPAサービス「COCORO POWER(ココロパワー)」について、サービス内容と月額料金を変更すると発表した。11月22日WEB審査受付分から、電力会社から供給される電気(系統電力)とのセット料金を廃止。太陽光発電システムと蓄電池の定額利用料のみのプランを、2023年度向けのサービスとして提供する。
「ココロパワー」は、初期費用ゼロで「太陽光・蓄電池付き住宅」を実現できるサービス。太陽光発電システムのみを設置する「ソーラープラン」と、太陽光発電システムと蓄電池をセットにした「ソーラー蓄電池プラン」を用意している。これまで同社指定の電力会社を利用する必要があったが、プランの見直しにより、電力会社を自由に選択できるようになった。わかりやすく、利用しやすい新たな価格体系で提供するとしている。
「ソーラープラン」は、初期費用ゼロで太陽光発電システムを設置し、発電した電気を家庭で使用。月額サービス料金(税込)は、ガス併用住宅が3960円、オール電化住宅が4950円。太陽光発電システムは、サービス開始日から13年後に無償で顧客に譲渡される。
「ソーラー蓄電池プラン」は、初期費用ゼロで太陽光発電システムと蓄電池をセットで設置。発電した電気を蓄電池に貯え、夜間や災害時にも使用できる。月額サービス料金(税込)は1万3860円。蓄電池の充放電の制御は、同社クラウドHEMSサービスが行う。発電した電気をAIが有効活用することで効率よく自家消費でき、電力会社からの電気の購入を抑制できるという。太陽光発電システムと蓄電池は、サービス開始日から15年後に無償で顧客に譲渡される。
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