新建ハウジング最新11月20日号は、イトコー(愛知県豊川市)の定期借地権による街並み形成型の住宅提案プロジェクトを取り上げます。同社は70年間の定期借地権を導入し、10月には1棟目となるモデルハウスをオープンしました。
約970㎡の敷地の中の4区画を、塀やフェンスなどで区切らず、植栽などで緩やかな境界線を設けることで “小さな里山 ”を想起させる家並みを形成する計画です。
同社では定期借地権に対して、地主と住まい手、工務店の3者にとって、税制優遇や建築費のコストメリットがあるだけでなく、「所有」から「利用」へと変化していく価値基準にマッチする新しい形ととらえています。本紙トップ記事では、同プロジェクトを詳報するとともに、地域工務店による定期借地権の可能性についても焦点を当てます。
デジタルファブリケーション(デジファブ)は、家づくりに新たな風を吹き込むのでしょうか。「建築を民主化させる」というビジョンを掲げるVUILD(神奈川県川崎市)は、設計から製造まで一貫してデジタル化するシステムを開発し、今夏から家づくりのプラットフォーム「NESTING(ネスティング)」を本格展開しています。
昨年11月には、北海道弟子屈町にプロトタイプとして、地域材を使ったHEAT20・G2 レベルの性能を備える平屋の住宅を完成させています。同社社長の秋吉浩気さんに、同プラットフォームの今後の展開、そして住宅業界におけるデジファブの現在地を聞きます。
連載「一寸先は闇!トラブル防げ!工務店ケーススタディ」で、今回紹介するのは設備関連のトラブル。引き渡しから5年経過した建て主から「深夜、浴室の音が耳障りで眠れない」とクレームが寄せられた事例です。“鳴らない異音”に工務店担当者は振り回されることに・・・。トラブルを未然に防ぐ3つのポイントとあわせて解説します。
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