アサヒグローバルホーム(三重県四日市市)はこのほど、「太陽光パネル+V2H搭載」の新たな住宅プラン「電気代ZEROの家」をリリースした。愛知・三重・岐阜の東海エリアを中心に提供する。
太陽光パネル15枚(5.1kwh)とV2Hスタンドを組み合わせた限定プラン。太陽光パネルで発電した電気を住宅内で使用するほか、V2Hを通じで電気自動車に蓄電し、太陽光発電システムから電力を供給できない時間帯に、電気自動車に充電された電気を活用する。V2Hによって「停電時だけ」「指定した家電だけ」という制限なしに、いつでも大容量の電力供給が可能となる。余った電力を売電するとともに、電気自動車でガソリン代を削減・蓄電した電気を活用することで、電気代、ガソリン代の実質0円を実現するという。
40坪以上45坪未満の一般的な住宅の場合、三重県で坪単価50.4万円、愛知県・岐阜県で52.2万円から建築可能。長期的にみて環境と経済的に優れた家づくりを提案するとしている。
電気代が高騰するなか、同社は「ローン+光熱費」の支払いを考えた家づくりをしたい人、家計費の負担増で趣味などを諦めたくない人に向けて同商品を開発。南海トラフ地震で甚大な被害が予測される東海地方において、V2Hを備えた同商品は災害時の対策としても有効だとしている。停電時にも太陽光パネルで発電でき、複数機器の同時使用も可能。エコキュートにも接続できるため、お湯も問題なく使用できる。車社会の東海三県では、蓄電池の購入よりもV2H導入の方がメリットが大きいとしている。
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