「建築を民主化させる」。こうビジョンを掲げるのは、VUILD(ヴィルド:神奈川県川崎市)だ。3Dデータやレーザー加工機など、「デジタルファブリケーション」技術を活用した建築設計とITサービスを手がける同社。設計から製造まで一貫してデジタル化するシステムを開発し、今夏から家づくりのプラットフォーム「NESTING(ネスティング)」を本格展開している。同社社長の秋吉浩気さんは「建て主が主体的に家づくりに参画する注文住宅のコストを規格住宅レベルまで削減させる」と話す。
同社は2017年の創業以来、あらゆる加工ができる米国製の3D木材加工機「ShopBot(ショップボット)」の国内代理店として、デジタルファブリケーションの浸透を図るため、工務店や製材所など全国140カ所以上に普及させている。一方、2018年からは、オリジナル家具を制作できる独自プラットフォーム「EMARF(エマーフ)」を展開する。
デジタルの家づくりプラットフォーム・ネスティングは、昨年5月にベータ版(試作)を公開。実証実験を経て、今年5月に正式ローンチした。昨年11月には、北海道弟子屈町にプロトタイプとして、地域材を使ったHEAT20・G2・・・
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