イトコー(愛知県豊川市)は、蒲郡市府相町で、70年間の定期借地権を導入し、街並み形成型の住宅を提案するプロジェクトを進行している。10月には1棟目となるモデルハウスをオープン。約970㎡の敷地の中の4区画を、塀やフェンスなどで区切らず、植栽などで緩やかな境界線を設けることで“小さな里山”を想起させる家並みを形成する計画だ。
同社では定期借地権に対して、地主と住まい手、工務店の3者にとって、税制優遇や建築費のコストメリットがあることに加え、「所有」から「利用」へと変化していく価値基準にマッチする新しい形ととらえている。
イトコーが自社では初の試みとして、70年長期定借方式(リースホールド式)によりプロジェクトを進める「こくらす ふそうの森」は、JR蒲郡駅から徒歩15分、車では3分の好立地にある。同社で30年前に注文住宅を建てたOB顧客が保有する遊休地で、土地活用の相談を受けたことがきっかけ。
同顧客は、代々受け継がれてきた土地を手放すつもりはないものの・・・
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