東急リバブル(東京都渋谷区)、ジャパンホームシールド(東京都墨田区)、Rist(京都市)の3社は、戸建ての中古住宅の外壁クラック画像をAIが診断するシステムを共同開発し特許を取得した。特許登録日は2022年8月16日。
スマートフォンの専用アプリで外壁のクラックを撮影し、ディープラーニング技術を実装したAIアプリケーションがクラウド上で画像を解析。対象となるクラック部位のみを一定の精度で検知・抽出し、その最大幅を計測する。
従来の専用定規を使った目視計測に比べ、既存住宅売買瑕疵保険の適合判断基準の1つである幅0.5mm以上の基礎のクラックをより精緻かつ平準的に短時間で検知できるとする。
今後は東急リバブルとジャパンホームシールドの建物検査で利用するほか、来春には建物検査会社、ハウスメーカー、リフォーム会社などを対象に外部への提供も始める予定。
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