自らもつくり手として地域の家づくりを担いながら、自社のノウハウを結集した住宅商品をはじめ、営業ノウハウや独自資材などを提供するネットワーク展開を行っている企業がある。本連載では、そんな企業・ネットワークを率いるトップに、新建ハウジング発行人・三浦祐成が突撃取材。加盟店と接する中で見えてきた「成功する工務店」の共通項とはなにか、これからの住宅業界を見据え、自社・ネットワークをどう展開していくかなど、“今こそ聞きたい話”を深掘りする。
第3回は、アイフルホームを含む3つの住宅フランチャイズチェーンを全国展開するLIXIL住宅研究所・代表取締役社長でアイフルホームカンパニー・プレジデントの加嶋伸彦さんに話を聞いた。
三浦:LIXIL住宅研究所(以下、住研)は、当初のリーズナブル路線からキッズ路線や性能路線に振ってきたように思う。今後はどう展開する予定か。
加嶋:LIXILのグループの一員としてのシナジーをもっと打ち出していく。例えば、世には出ていないLIXIL製品を住研の住宅商品に先んじて搭載したり、グローバル展開しているLIXILだからこそ取り入れられる、ヨーロッパで標準的に採用されている商品を搭載したり。それがが「ニッチでコンセプチュアルな商品シリーズ」として1つ2つと増えていけばいいと・・・
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この記事は新建ハウジング11月10日号 3面(2022年11月10日発行)に掲載しています。
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