日本ホームステージング協会(東京都江東区)は11月10日、3年ぶりとなる「ホームステージングフォーラム2022」を日比谷三井カンファレンスにて開催した。WEB、パブリックビューイングでも参加可能なハイブリッド型で行い、合計180名が参加した。
代表理事の杉之原冨士子さんは、10月末現在のホームステージャー資格取得者が認定講師資格者も含め4416人、法人会員69社となったことを報告。2級講座に、高齢化にともなう課題解決につなげるシニアホームステージングの知識を追加すると発表した。
ホームステージングの資格取得者は、不動産業、ホームステージング業、建設業、リフォーム業など、知識をビジネスに活かす専門職が多いが、日常生活を心地よくするために片づけ、掃除などを行う生活者自身にも必要な知識となっている。今回、不動産業界やリフォーム業界、福祉分野だけでなく、プレシニア世代自身が受講することで、自分や親の家を安全な住まいとし、ゴミ屋敷化することなく安心して暮らすための知識が習得できるよう改定する。ビジネスとしてだけでなく、生活者の日常を変える力があるホームステージングを各地域で普及させることで、超高齢化社会に向けて「未来へつなげる責任」を果たしていきたいとしている。
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