「何を今さら当たり前のことを…」と言われそうですが、本当にその通りなのです。10年ほど前に「どこまで断熱性を上げるべきかは、何年住もうと思っているかで決まる」ということで、右のグラフ(※電子版・紙面参照)を出しました。
このグラフがエコワークス・小山社長の琴線に触れ、結果として国交省まで届くことになりました。このグラフはプレゼン用なので、詳細な与条件までは書いていませんが、重要なのは「断熱性能が上がるごとにどれだけコストアップするのか?」=縦軸のスタート時点の高低差、と「断熱性能ごとの毎年の冷暖房費の合計金額」=傾き、であることは言うまでもありません。このグラフは3本の線すべてが直線になっていますが、これは今後も電気代は一定であるという前提で描かれていることを示しています。
しかし、実際にはこの1年だけを切り抜くと30%以上の・・・
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。