建築事業を中心に介護や飲食などさまざまな事業を展開する正栄産業(富山市)は11日10日、仮想空間で住宅見学ができる「SHOEIメタバースタウン」をリリースした。
同社グループが運営する各種サービスを紹介する「店舗エリア」、構造を見ることができる「建築現場エリア」、3つの住宅プランを見学できる「展示場エリア」、顧客の住まいを見学できる「お客様邸エリア」の4エリアで構成された住宅系メタバースタウンで、パソコン・スマホ・タブレット・VR機器でいつでも住宅を見学することができる。
展示場エリアでは「SHOEIの家」「DECOの家」「ACTUS LABO」を見学可能。お客様邸エリアではオーナーのインタビューに加え、「家づくりを始めたキッカケ」「間取りに込められた想い」「実際に住んでの感想」など生の声を確認することができる。ひとりで見学し情報収集することもできるが、同社スタッフ(アバター)が案内することも可能。住宅のデザインや性能、間取りなどについて質問がある場合は、アバターを通してやりとりができるほか、住宅内のテレビで画面共有し資料やカタログの案内もできるという。VR見学も可能で、同社のショールームではヘッドマウントディスプレイの貸し出しを行っている。
顧客との接点がオフラインからオンラインへと変遷する現状を受け、同社はDXを推進。8月には富山県内で5社目となるDX認定を取得した。コロナ禍でリアルの総合展示場への来場数が減少していることから、顧客との接点強化を目的にメタバースタウンを開設。オンライン上での家づくりをサポートするとしている。
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