国土交通省は10月28日、「木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準(案)の概要」を公表した。ZEH・ZEB水準の住宅・建築物について、建築基準法施行令第46条における壁量に関する規定などを定めるもので、今後、パブリックコメントを経て政省令・告示を決定、2025年4月の施行を予定している。
案では、壁量計算においてZEH水準に対応する必要壁量の基準を新設。一般的な木造2階建て住宅で必要壁量を求める場合、ZEH水準は各階の「床面積×53㎝/㎡」(現行規定は29㎝/㎡)で計算する。さらに、同じく壁量計算で「個々の建築物の荷重の実態に応じて現行規定より精緻に確認する方法」も新たに位置づけた。実荷重をもとに面積・・・
この記事は新建ハウジング11月10日号 15面(2022年11月10日発行)に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。